育毛と睡眠の深い関係と睡眠の大切さ
最近よく髪の毛が抜けるな、と気づいたのは10代後半のまだ高校生の頃でした。
もちろん、こんな歳から脱毛が始まるとは夢にも思っていなかったので、そこまで深くは考えずに普段通りの生活を続けていました。
気にしすぎるのも逆によくないと考え、特に気にすることもなく数か月が過ぎました。
そんなある朝の事でした。ふと目が覚め、何気なく枕を見てみると信じられないような本数の髪の毛が抜けているのを目にしました。
正確にはわかりませんが、数えただけでも100本から200本という数の髪の毛が抜けていました。
さすがにこれは普通の状態ではないと思い、母親に最近抜け毛が気になる、と話してみると母親も近頃洗面所や風呂場などで誰のものかはわからないが髪の毛が落ちているのをよく目にしていて気になっていった、ということを話してくれました。
母親も気になるほど自分の髪の毛が抜けていたということに今更ながら気づき、少しショックでもありました。
それでも一時的なものかもしれない、という考えが捨てられずその後も特には対策もせずに日常生活を送っていました。
しかし、抜け毛が気になり始めてから半年ほど過ぎても毎日の抜け毛は収まらず、毎日朝起きると枕の上に落ちている自分の髪の毛の量を恐れるような日々を送っていました。
このころになってようやく何か対策をしたほうがよいのではないかと思い立ち、両親にも相談してみましたが、どうにも高校生ということで病院に行くこともためらわれ、とても困りました。
しかし最終的には何かの病気であると困る、という両親の言葉に従い抜け毛専門のクリニックを訪れてみることにしました。
クリニックでの検査を終え、一応の結果が数日後に出ましたが体には特に異常がないとのことでした。
ただ、髪の毛や頭皮の状態を見てみると必ずしも良い状態とは言えず、壮年性脱毛症などにみられる生え際の後退ともとれる状態の部分が頭皮の一部で見られるとのことで、青年期にまれにみられる脱毛症である可能性もある、という白とも黒ともつけらけないような診断が出ました。
いかんせん高校生ということで一般的に脱毛対策に使われる薬も処方できない、とのことでやはり対策とはいってもそう簡単なことではありませんでした。
しかし、クリニックで言われたことの中にはまず生活習慣を改善するというような一般的なこともあり、薬による直接的な対策ができない以上そうしたことから抜け毛対策を始めてみることにしました。
まず第一に食生活に関しては特に問題と思われることもなく、これといった乱れも見つからず、ここは問題がないように思われました。
第二に睡眠について。ここには大きな改善点が見つかりました。
そのころの生活は極端な夜型の生活となっていました。
部活動の関係で学校の課題などを深夜にこなすことも多く、就寝時間は平均しても3時や4時という生活を送っていました。
就寝時間が遅い一方で起床時間は何とか伸ばしても6時ごろで、平均睡眠時間も2から3時間といったもので日によってはもっと短い日もありました。
今から考えればとても考えられないような生活を送っていましたが、当時の事を考えるとそれでも日々の生活はいっぱいいっぱいで、時間の余裕はありませんでした。
しかし、抜け毛を抑え育毛を始めるなら睡眠の乱れこそ直すべきだとも思われたので、思い切って今までの生活リズムを見直してみることにしました。
まず始めたことは睡眠時間を延ばす事ではなく就寝の時間をもっと早いものにすることでした。
成長ホルモンなど体の代謝に関係するホルモンは22時から2時に最も活発に分泌されるということで、睡眠時間が短いなら短いなりに早い時間帯から寝始めることにしました。
もちろんその分早く起きなければなりませんが、髪の毛のためだと思い何とか頑張りました。
そうしたこと以外にもできるだけ睡眠時間を長くとれるような工夫をし、半年その努力を続けました。
もちろん睡眠を改善しただけで抜け毛がよくなるとも考えていませんでしたが、結果は予想以上のもので抜け毛も半分ほどに改善され髪の毛のコシも元に戻ってきたように感じられました。
こうしたことによる育毛効果はとても大きいもので、時間が長く取れなくとも寝る時間帯を変えるだけで、とても効果がありました。
成人した現在は特に抜け毛も気にならなくなりましたが早寝を心掛けて生活しています。
また育毛シャンプーは女性にも効果があるそうなので、試してみようと思います。